こんにちは。本記事の筆者レイです。
コロナ禍の今、「外出せずに楽しめることがあれば…」と考えることはありませんか?
そんな方におすすめしたいのが、家の中で完結する、「簡単燻製づくり」です。
「燻製」と言うと「時間も掛かって面倒なのでは?」「煙が出るけど、家でやっても大丈夫なの?」とハードルが高いような気もしますよね。
でも、家の中でも簡単に燻製を作ることができます。
燻製は、大量につくっても、保存できる便利な食品です。
本記事の内容は、以下のような方に参考になるかもしれません。
・家の中での楽しみを探している方 ・簡単に時短で燻製を作ってみたい初心者の方
では早速、紹介していきます。
「お家で燻製」するには
準備するもの
・燻製チップ【100円ショップに売っている商品で、十分使えます!】 (様々な種類がありますが、初心者はとりあえず「さくらチップ」がおすすめ) ・ガスコンロ ・コールマン 燻製器 ・アルミホイル ・キッチンペーパーかティッシュ ・燻製する食材
今回紹介する燻製器
今回、使用する燻製器はColeman(コールマン)というメーカーのコンパクトスモーカーという製品です。
IHは非対応のため、ガスコンロの火を使用します。
初めての方は是非これを!~定番食材~
燻製する食材は、基本的に「水分の少ない食材」が良いとされています。
水分が多い食材から試すと、出来上がりが「酸っぱくなってしまった」という失敗がよくあり、初心者にはハードルが高いかもしれません。
また、乾燥させる時間も必要となるので、出来上がりまでのトータル時間が長くなります。
今回は「時短」「簡単」をモットーにした、「作りたいときにすぐできる」燻製ということで、ソーセージとチーズで試してみましょう。
必要なものをそろえれば、準備も合わせて10分程度でできています。
下準備
ソーセージ
ソーセージを冷蔵庫から取り出します。
冷蔵庫で保管していたソーセージは、若干水滴などが付いている場合があります。
水分を軽くキッチンペーパーなどでポンポンと拭き取ります。
ソーセージの下準備はこれで完了です。簡単ですね!
チーズ
お好みの固形チーズを選びましょう。何でもOKです。
今回使うQBBのベビーチーズシリーズは、四角い形のため、燻製するときも安定し並べやすいです。
正直、チーズに関しては水分を拭き取らなくても、おいしい燻製が出来上がります。
もし気になる場合は、一応キッチンペーパーで軽く拭き取りましょう。
チーズの場合、煙の熱によって少し溶けてしまうことがあります。
そこで、対策として、チーズと同じくらいの大きさにカットしたアルミホイルを準備してチーズの下に敷いておきましょう。
QBBベビーチーズの場合、以下くらいのアルミホイルサイズですね。
大きいアルミホイル1枚に、チーズを全部並べるのでも出来ます。
しかし、こちらの方が、煙の当たる表面積が増えるので、完成時に、味も香りもよりスモーク感を楽しむことができます。
燻製チーズの燻製?!
すでに「燻製」として販売されている商品を、さらに燻製したら、果たしておいしいのでしょうか?
遊び心で燻製チーズを燻製してみましたが、結論を先に言うと、試す価値は十分あります。
こちらが、今回使う燻製チーズです。
開封した中身です。こちらも、特にキッチンペーパーでの拭き取り作業は要りません。
いざ燻製本番
コンパクトスモーカーは、網が2枚付属品となっています。
下の段の網が小さめになっており、上の段の方が食材を多く乗せることができます。
燻製チップの準備
まず2枚の網を外して、コンパクトスモーカーに燻製チップを入れるところから、すべては始まります。
こちらがダイソーで買った燻製チップです。(ちなみに、セリアでも燻製チップを買うことができます。)
最近は100円ショップが、アウトドア用品に力を入れているのでありがたいですね。
今回はサクラ(左)を使います。ちなみに右はリンゴです。
チップに使われている樹木の種類はたくさんあるのですが、サクラはそのなかでも定番です。
とりあえず最初はサクラを買うくらいの感覚で問題ありません。
ではその次です。
アルミホイルをだいたい20㎝×20㎝の正方形になる大きさにちぎって、一度クシャっと丸めます。
その後、アルミホイルを広げてスモーカーに置きます。
アルミホイルの上には、手のひらに一掴みしたくらいの量の燻製チップを乗せます。
今、燻製チップが乗っている部分に、またアルミホイルを乗せます。
(燻製中に食材の油や水分が、チップに当たるとチップの本領発揮ができなくなるためです)
今度は適当な大きさにアルミホイルをちぎり、丸い形になるように整形します。
燻製チップの上に覆いかぶせるようにして丸型アルミを乗せます。
赤丸部分が、丸型アルミを乗せた部分です。
このとき、注意したいのは丸型アルミでチップを覆うからと言って、あまりチップを狭すぎる範囲に置かないことです。
煙がある程度広がって食材に当たるように、チップもなるべく広げておきましょう。
食材を並べる
その次は、網の上に食材を並べます。
今回はソーセージを下の段にチーズを上の段にしました。
すべての食材に煙が当たるように間隔も大事にしましょう。
火にかける
ではいよいよ火を付けます。
このとき、煙が室内にこもるのを避けるため、レンジフードを回して換気もしましょう。
ガスコンロに置いて、蓋を開けたまま、まず中火にかけます。
しばらく観察していると白い煙が出てきます。
そうなったら次は蓋をして弱火にします。
(※「蓋をした後に、蓋と鍋の隙間から水を入れると良い」という意見もありますが、必ず必要ということはないです。水を入れなくても、おいしい燻製は出来上がります。)
およそ7~8分程度、弱火のまま待機しましょう。
7~8分ほどが推奨されており、実際に美味しく仕上がります。
10分やると、「おいしい燻製」を通り越して「煙感が強い食材」になってしまう場合もあります。
出来上がり
燻製が出来上がりました。
チーズが少し溶けてしまったのが残念ですが、アルミホイルを敷いていたので網にくっつくことはありませんでした。
見た目的には、決して「映え」ではないかもしれませんね。
申し訳ありません。
気になる味は…
言うことないおいしさです。
ちなみに、燻製チーズの燻製は…
左が、袋から開けて取り出した燻製。
右が、コンパクトスモーカーでさらに燻した「燻製の燻製」です。
もともとの燻製チーズよりも香りが増し、味にもより深みが出ました。
甘みも出て、感動的においしくなりました。
「燻製チーズの燻製」。
「実際どうなの?まずいかな?」と思いながらの挑戦でしたが、オススメしたい一品です。
本記事で紹介したコンパクトスモーカーはこちら↓
後片付け
燻製が終わった直後のコンパクトスモーカーは熱く、また、煙の匂いも残っています。
燻製直後はコンパクトスモーカーの取り扱いには注意しましょう。
普段使っている食器洗い用のスポンジを使ってコンパクトスモーカーを洗うと、匂いや焦げがスポンジに移ってしまいます。
そのため、濡れたキッチンペーパーなどである程度汚れを落としてからスポンジ洗いするのがオススメです。
時間を置くと、さらに美味しい!
出来立ての燻製の味も抜群ですが、燻製は時間が経てば経つほどおいしく変化するのが、面白いポイントです。
食べきれなかった燻製はサランラップを掛けてお皿に置いておくか、ジップロックに入れておきましょう。
次の日に食べると、作り立てよりも断然味が落ち着き、より「燻製」という感じになっています。
是非、時間差で試食して味の変化を楽しんでみてください。
火災報知器の反応は?
筆者がコンパクトスモーカーで燻製した際、火災報知器は近くにありますが、火災報知器が発動することは今まで一度もありませんでした。
このコンパクトスモーカーは、煙が天井の方にまで立ち上ることなく使うことができます。
ただ、やはり火を使うのには変わりないので、タイマーをセットしていても、燻製器の隣で見守るようにはしておくと安心ですね。
もし、煙を出し過ぎてしまった場合、火災報知器が反応してしまうこともないとは言い切れません。不安な場合は、火災報知器カバーをしておきましょう。
そして、燻製が終わったら、必ず火災報知器からカバーを外してください。
気になる「匂い」は?
自宅で燻製をする際、やはり気になるのは匂いですね。
本記事で紹介している燻製は7分程度しか煙を出さないので、衣服や体に強い匂いが残ったことはありません。
(その日だけほのかに髪の毛に煙の匂いが残っているくらいです)
そのため、極端に気にする必要はないと思います。
もし、絶対に匂いを付けたくないものがあれば、別室に移動させておきましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
燻製作りは、回数を重ねるほど、自分が一番好きな「燻製具合」がわかってきたり、コツもつかめてきます。
意外と飽きない趣味として確立できるかもしれません。
普段から燻製作りをしている人は、意外と少数に感じます。
コロナ禍明けにパーティをする際、燻製を提供したら喜んでもらえるかもしれませんね!
おやつやおつまみとしても、ちょっとお腹が空いたときにあると便利ですね。
気になった方は是非試してみてくださいね。
コメント